茨城県土浦市の歯科医院  イバラキクリニック 【一般歯科・口腔外科・矯正歯科・小児歯科・予防歯科】

顎機能不全症(顎関節症)


【顎機能不全症(顎関節症)とは】

 顎機能不全症というのは、咀嚼器官の機能不全によって咀嚼系の組織や器官にさまざまな症状を現す疾患です。
 すなわち、歯、歯周組織、顎関節、神経や筋肉、耳などにいろいろな種類と程度の病変を作り出す総合的な口腔疾患が顎機能不全症(顎関節症)なのです。

【顎機能不全症の症状】

・口を開け閉めする際の顎の関節音
・顎や顔が痛い
・口が開けづらい、あるいは開かない
・顎がスムーズに動かない、あるいは顎がガクガクする
・噛み合わせがずれている


【顎機能不全症の原因について】

・歯の噛み合わせの悪さが原因だとする考えは、世界中でほぼ完全に否定されています。
・心理的ストレスの有無は関連していることがあります。
・日中の「歯のくいしばり」、就寝中の「歯ぎしり」は原因になることがあります。
・大多数の患者さんは顎関節そのものに異常はなく、実は顎を動かす筋肉(特に咬筋)に異常が認められることがほとんどです。


【顎機能不全症の治療】

・顎機能不全症の治療として噛み合わせの改変は避けたほうが良いです。特に、歯を削るとか、歯に金属をかぶせるといった不可逆的な方法での噛み合わせの改変は避けるべきです。
・「スプリント」と言われるマウスピースのようなものを装着することも、あまり効果はありません。


最も重要なことは、心理的緊張とブラキシズムをなくすことです。
 ブラキシズムというのは、「歯ぎしり」や「歯のくいしばり」のことです。


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